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「うん。僕はキミを襲いたくなるほど、求めていたんだね。八年間も離れていたのに、ずっと僕のことを思い続けてくれたキミが欲しかった」
 そう言って俺の指をぺろっと舐める。
「―ダメ?」
「だっダメって…」
 …この人、俺が絶対に拒絶しないことを分かってて誘うのだから、本当に厄介な人だ。
「はっ早過ぎませんか?」
「もう充分だと思うよ?」
 確かに俺の彼への思いは、充分過ぎるほど長い。
「でっでも」
「優しくするから。ね?」
 …目の前で、悪魔が微笑んだ。
 魅了されっぱなしの俺は、頷くしかなかった。



「…やっぱり、シャワーを浴びてからの方が」
「良いよ、このままで。早く空耶くんを味わいたいし」
 そう言って耳を舐められた。
「うっ…」
 すでにお互い服は脱いで、ベッドの上にいる。
 恥ずかしくて仕方ない俺とは違い、彼はここでも余裕たっぷりだ。
「長い間、待たせてゴメンね?」
 優しく微笑む顔が近付いてくる。
 俺は眼を閉じ、唇を薄く開いた。
 ゆっくりと重なる唇は、八年前のキスより甘くて熱い。
 微かに漂うワインの匂いに、改めて酔いそうだ。
 口付けは深くなり、彼の舌が開いた唇の隙間から入り込んでくる。
「んんっ…」
 舌先で上顎や頬の裏側を舐められると、欲望が火を持つように熱くなった。
「ふふっ。可愛いのは相変わらずだね」
「…二十六の男に言うセリフじゃないですよ」
 十代の頃ならまだしも。
 それに俺は童顔じゃないし。
「僕のすることに、いちいち反応してくれるところが可愛いって言ってるの」
 そう言って顔にキスの雨を降らせる。
「僕に夢中なのが、本当によく分かるよ」
 言わなくても通じているのなら、待たせないでほしかった。
 でも…この人には時間が必要なんだ。
 自分の心と、そして自分という存在を向き合う為には。
 俺は彼の背中に腕を回した。
「なら、もっと夢中にさせてください」
「…最上級の誘い文句だね」
 彼はニッと笑うと、俺の下半身に手を伸ばした。
 すんなりと伸びた綺麗な手が、俺の欲望に絡みつく。
「うっ…」
「キスだけでこうなっちゃうなんて、本当に空耶くんは僕のことが好きなんだね」
「何を今更…!」
「ふふっ。嬉しいよ」
 彼は本当に嬉しそうに笑うから、こんなことも許してしまう。
 彼の手が、上下に動き出した。
「ああっ…」
 彼の首筋に顔を埋めながら、足を開く。
「うん、良いコだ」
 その行動に気を良くしたのか、淫らな手の動きが早くなる。
「んんっ…はぁはっ、あっ…!」
 切ない声が喉の奥から漏れ出てしまう。
 中心がしっかりした硬さを持ち始め、上を向く。
 そしてくちゅくちゅという水音が耳に届くと、顔が一気に熱くなった。
「うぐぅ…!」
「可愛いねぇ。―たまらないな」
 ふと彼の声が、欲情する。
 顔を上げると彼と眼が合い、そのまま貪るようにキスをされた。
「ぅんむっ」
「んっ…ふぅ、んっ」
 お互いの甘い吐息が混じり合う。
 彼はもう片方の手で、胸の突起をいじりはじめた。
「んあっ、ちょっ、櫂都さん!」
「ここも可愛いね。食べたくなっちゃう」
 彼の眼が情欲の色を浮かべていた。
 顔がそのまま下りて、突起を口に含んでしまう。
「あっ、やあっ」
 はじめて感じる刺激に、頭の中がクラクラする。
 彼は唇で吸い上げたり、舌で転がしたりとしている間にも、俺の欲望を絶えず愛撫し続けた。
 すでに先端からは先走りが出ていて、彼はそれを手で欲望に塗り付けていく。
 おかげで滑りはよくなり、動きも早くなった。
「あっ、ああぁっ! 櫂都っさん、もう…!」
 先端が腹に付くぐらい、すでにいっぱいいっぱいになっている。
「いいよ、出して」
 彼の手が欲望のくびれで止まり、指の腹で先端の割れ目を強く擦られると、眼がチカチカした。
「あっ、ダメっ。出るっ…!」
 刺激が欲しくて、腰を無意識に振ってしまう。
 彼はスッと眼を細め、親指の爪を割れ目に強くくいこませた。
「やああっ!」
 高まった快感が、一気に外に放出される。
 二人の腹の間に飛び散る白い液体、そして濃いオスの匂いに顔が真っ赤に染まる。
「あっ、ああ…!」
 急激に頭の中が冷えていくのに、体は火照ったまま。
 羞恥心で頭の中まで真っ赤に染まりそうだ。
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【2011/09/15 00:11】 | BL・<空に月が輝く時>
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