FC2ブログ

スポンサーサイト

スポンサー広告
-- /-- --
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

マカシリーズ・【携帯彼氏の災難!?】11

★マカシリーズ★
07 /15 2017
「どーせヒミカからは嫌味しか聞いていないだろ?」
「それはボクのことも、でしょう?」
「お前ら…! アタシのことを何だと思ってる!」
「天邪鬼」
「もちろん、ボクの最愛の人ですよ」
「んがー!」
「騒ぐな、周りに迷惑だ」
 悶絶しているヒミカを横目に、私はコーヒーを飲んだ。
「う~。目がチカチカするな」
 眉間を揉むも、あんまり効果はない。
「徹夜でゲームするもんじゃないな」
「何のゲームをしてたんです?」
「パソコンゲームの神経衰弱。コイツと一緒に」
 そう言ってテーブルに置いていた自分のケータイを指さす。
 ちなみに今はたたんでいるので、ハズミの姿は見えない。
「おや、そんなことまで出来るんですか?」
「テレビ電話みたいなもんだからな」
「…今はパソコンででも出来ますよ?」
「ああ、そうなのか」
 パソコンは機械さえあれば、何だって出来るんだな。
「でも楽しそうで。案外、このままでも良いと思われているのでは?」
「さてな」
 こめかみを指で押さえながら、私は答えを濁した。
 キシの意見を、すぐには否定出来なかった。


付き合う災難 /好きになることの災難
『そう言えばさぁ』
 キシとヒミカと別れた後、ハズミが電話をかけてきた。
「何だ?」
『もうすぐ、ミナってコの誕生日なんだろう? プレゼント、買った?』
「あっ」
 …忘れてた。
「なっ何でハズミが知ってる?」
『ケータイのスケジュールに入力してたじゃん』
 ああ、そうだった…。
「いかん、買ってなかった」
『じゃ、買いに行った方が良いんじゃない? もう明日だよ』
「だあっ! そういうことはもっと早く言えっ!」
 私は電話を繋げたまま、駅前に向かった。
 そこで小物屋に入る。
「あら、マカさま。いらっしゃいませ」
「お嬢様、いらっしゃい」
「ああ。私に構わず、仕事を続けてくれ」
 表通りに面する2階建ての小物屋は、ミナの好きそうな可愛いデザインが売りだ。
 しかも私の血縁の者が経営している。
 ソウマのところとは違い、ちゃんとしたショップだ。
 私は人気の少ない2階に上がった。
「昨年はパワーストーンのネックレス、一昨年はラインストーン付きのコンパクト。今年は何にするかな?」
『結構可愛いの選んでるんだね』
「ミナが好きなんだ、そういうの」
『女の子らしいね。可愛いコだし』
 私は耳からケータイを離し、ハズミを睨み付けた。
「…いつ、ミナを見た?」
『ケータイで写真撮っただろ?』
 ああ、見たのか。
「にしても、人のケータイの中身見て、ベラベラしゃべるものじゃないぞ」
『ゴメンゴメン。あんまりマカが構ってくれないからさ、ヒマで』
「じゃあ、お前も選べ!」
 私は商品の前に、ズイッとケータイを伸ばして見せた。
「お前はミナに似合いそうなもの、何だと思う?」
『うっう~ん。このまま商品を見せてくれれば、意見言えるけど』
「じゃあ回る」

スポンサーサイト

コメント

非公開コメント

sakura

 現在はフリーシナリオライターとして活動しています。活動記録を掲載していきたいと思っています。「久遠桜」の名前でツイッターもしていますので、よければそちらもご覧ください。仕事の依頼に関しては、メールフォールでお尋ねください。

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。