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『えっ? 本当?』
「うん、これからよろしくね♪ クロウくん」
『い…やったぁあー!』
 大声は予想できたので、耳から離してた。
 その後、2時間ばかり話をして、彼とは電話を切った。
 そしてすぐに真希さんのケータイに電話する。
 彼女はとても優秀な人で、アタシの連絡にはすぐ応じてくれる。
『うらら、どうしたの? こんな時間に』
「うん、真希さん。今までクロウくんと話してた」
『そう? それで決めたの?』
「ええ、お付き合いすることにしたわ。社長にそう言っておいて」
『分かったわ。それじゃあ今日はゆっくりお休み。明日も朝、早いから』
「了解。おやすみなさい」
『おやすみ』
 真希さんのこういうところも良いな。楽で。
「さて、と」
 アタシは欠伸をしながら立ち上がった。
 明日からは今日以上に忙しい。早く休もう。


 ―そして翌日。
「あっちゃー☆」
 事務所に呼び出されたアタシは、会議室で今朝の朝刊&週刊誌を広げて見せられた。
 内容はどれも同じ、クロウとのことだ。
「事務所側としての返事はマスコミにはもう出してあるから。クロウくんの事務所もOKとのことだしね」
「ちゃっちゃっと話が進んだようで…」
「向こうのマネージャーが優秀だったのよ。どうも前々からうららちゃんに気があること、クロウくんがもらしていたみたいで、準備はしていたみたい」
「手腕なことで」
 アタシが皮肉まじりに言うと、真希さんは困り顔で肩を竦めた。
「まっ、これで交際が公になったわ。スタートも悪く無いし、良い関係を築いてね」
「はいはい」
 …ゴメンね、真希さん。
 アタシ、そんなに可愛い性格していないんだ。
「ところで初デートだけど、向こうのマネージャーと話し合った結果、ヒーローパークでどう?」
「…そういうのって、本人達が決めることじゃないの?」
「はじめのうちはどこ行ってもマスコミに付かれるわよ。それなら行き場所安全な所に行った方が、心構えもできていいじゃない」
 ヒーローパークというのは、いわゆる芸能人御用達の遊園地だ。
 芸能人か、その関係者を重宝される。
 もちろん一般人も入れるけど、結構厳しいところらしい。
 なので芸能人がワラワラいる。

<続く>

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【2017/05/30 22:34】 | 恋愛小説
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