フリーのシナリオライターとして活動しています
 よくあの兄は笑顔を絶やさず、こなせたもんだ。
「やぁやぁ、ご苦労さん」
 …と思ってはいけなかったな。
 本人が笑顔でやって来た。
「お兄様、この忙しい時に何かご用?」
「そう邪険にするなよ。トラブルが起きたんだって? 手伝ってやるよ」
 そう言ってわたしの頭を撫でる。
「でもお兄様、授業があるでしょう?」
 引退の身では、特権は使えない。
「一日ぐらい平気だって。成績は優秀だからな、オレ」
 だからと言って、堂々とサボる発言はやめてほしい。
「魅桜、ここは兄上にも手伝ってもらおう。流石にあたし達だけでは手が回らない」
 蘭も音を上げるほど、忙しいのだ。
「…まあね。じゃあお兄様、お願いします」
「あいよ。可愛い妹の為、頑張りますか」
 そうして兄は、笑みを絶やさずに次々と仕事をこなしていった。

 お昼休みを一時間ほど過ぎた後、わたしと兄は遅い昼食をカフェテリアで取っていた。

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【2017/05/26 16:05】 | 恋愛小説
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