Hosimure

フリーのシナリオライターとして活動しています

Category [BL・<sweet poison> ] 記事一覧

<sweet poison>・23

『だね。俺の方もこれからフランスに行かなきゃだから。しばらくは羽月くんと二人でゆっくりしなよ』「言われなくてもそうする」『陽一くんも言うようになったねぇ。そうじゃなくちゃ、おもしろくないけどね』「言ってろ。じゃあな」『うん、また連絡する』 忌々しく電話を切ると、不安げな表情を浮かべる羽月と視線が合った。「何か利皇と陽一、仲良くなったよね? この一年で」「…そうか?」 確かに会話することは多い。 利...

<sweet poison>・22

 それは羽月の大きな一歩。未来に向かって生きる為の、進歩だった。「…そうだな。それが良い」 陽一は穏やかに微笑み、頷いた。「とりあえず一年と考えている。その間にちゃんとプロジェクトを完成させないとね」「だな。オレも頑張る」「うん!」 二人はお互いに微笑みあった。 ―そして一年後。「…わぁ、派手だなぁ」 思いっきり棒読みで、陽一は呟いた。「あはは…。利皇、頑張ったね」 どこか遠い眼で、羽月は呟いた。 二...

<sweet poison>・21

「ちなみにお前の位置はどうなるんだ?」「まあ父の子供であるからね。名前ばかりの役職はあるけど、何かするワケじゃない。ボクはとりあえず、今の仕事で満足しているし」「そっか…」 ちょっと惜しい気持ちはあるが、羽月が出した結論なのだ。 羽月の会社のことに対しては口を出さないとはじめに言っていた。だから彼の好きなようにさせておきたい。「プロジェクトの方は代理の役はそのまま続けるって。一応この会社、父の会社...

<sweet poison>・20

「羽月くんの父親はもちろん彼をと望むだろう。でも正妻はそうもいかない。部下達だって黙っちゃいないだろうしね」「敵だらけなんだな…」「そうだね。でも羽月くんはキミの存在があるから、強く立ち向かっていける」「えっ?」 思わぬ言葉に、動揺した。「キミと今度こそ生きて一緒になる為に、彼は彼なりに頑張っているんだよ。今はちょっとゴタゴタしているけど、そのうち落ち着くからさ」 陽一の肩をバンバン叩き、利皇は笑...

<sweet poison>・19

「分かった」 くすっと笑い、ビンを手にした羽月は陽一に口移しで水を飲ませた。「…ドリンクの種類も多いんだよね?」「ああ。でもほとんど利皇が持ってった。気に入ったのかな?」「そうかも。利皇はああ見えて、こういうのにうるさい人だから。彼が気に入ったのなら、スゴイことだと思うよ」 確かにそういう眼はありそうだ。…性格を抜かせば、良い友達になっただろうに。 思わず遠い眼になるも、羽月がビンを見て複雑そうな顔...

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 現在はフリーシナリオライターとして活動しています。活動記録を掲載していきたいと思っています。「久遠桜」の名前でツイッターもしていますので、よければそちらもご覧ください。仕事の依頼に関しては、メールフォールでお尋ねください。

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