Hosimure

フリーのシナリオライターとして活動しています

Category [【BL風味・ホラー/オカルト短編集】 ] 記事一覧

【もう1人のボク】・11

「希…更さん」 ぼやけた視界に映るのは、希更さんの戸惑った表情だった。「ハルくん、なのね? コレは一体、どうしたの?」「あっ、月夜が…」「月夜くんが出てきたの?」 びっくりする希更さんを見ながら、僕は軽く頭を振った。「ええ、僕を助ける為に…。どうやら例の事件の首謀者は、遊間だったようです」「やっぱり、か…」 重々しい声で現れたのは、門馬さんだった。「門馬さん…。気付いていたんですか?」「何となく、刑事...

【もう1人のボク】・10

 3年前、陽日は精神的に追い詰められていた。 そこで生み出されたのが、月夜という人格。 カリスマ性があり、何でも上手くこなせる彼を、陽日は自分の中から生み出してしまった。 ところが主人格である陽日の手を離れつつあった月夜。 暴走の代償として、月夜は陽日の中で深い眠りにつかされた。「なるほど。彼の3年前の状況を考えれば、簡単なことだったね」 遊間は笑いながら立ち上がった。「ねぇ、会いたかった…! 俺...

【もう1人のボク】・9

 『人形』達は虚ろな笑みを浮かべながら、僕に近付いてくる! 希更さん達に連絡しようと、ケータイを取り出すと、「押さえろ」 遊間の一声で、『人形』達が一斉に襲い掛かってきた!「うっ…!」 あっという間に、僕は地面に押さえ付けられた。「彼に連絡してくれるなら良いんだけど。警察はカンベンだなぁ」 僕の手から落ちたケータイを拾い上げ、遊間は操作し始めた。「…ねえ、どれが彼に通じるの?」 ケータイには門馬さん...

【もう1人のボク】・8

「陽日は控え目ながらも優等生だったんだよね? でもそれを気に喰わない連中から、ひどいイジメを受けてたんだ。ご家族はそれを知って、キミを庇うどころか、逆に情け無いヤツだって、切り捨てたんだろう?」「あっ…ああっ!」 眼を閉じると、次々と思い出してしまう。 …中学時代、入学したての頃はまだ良かった。 でも2年になると、周囲の態度は冷ややかなものになっていった。 僕の家族はみんなエリートの道を進んでいた。...

【もう1人のボク】・7

「遊間! ゴメン、待たせたかな?」「ううん、俺も今来たとこだから」 遊間の高校の屋上で、僕達は待ち合わせをしていた。 近辺の高校同士の交流会で、僕は遊間の学校へ来ていた。「遊間の学校、やっぱりスゴイね。キレイで大きくて、僕の所なんて比べ物にならない」「まあその分、お金かかるけどね」「でも遊間もスゴイよね。1年の時から生徒会長なんて」 ココに来て分かったことだけど、遊間はこのエリート校の中でも、カリ...

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 現在はフリーシナリオライターとして活動しています。活動記録を掲載していきたいと思っています。「久遠桜」の名前でツイッターもしていますので、よければそちらもご覧ください。仕事の依頼に関しては、メールフォールでお尋ねください。

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