BL小説・「BL風味・ホラー/オカルト短編集」の紹介

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 アルファポリスでは現在、第5回BL小説大賞を行っています。
 私もこのHPに掲載しているBL小説をいくつか参加していますので、せっかくですのでご紹介したいと思います。
 ご興味がありましたらお読みになりまして、良かったら投票してください♪

BL風味・ホラー/オカルト短編集
 BL風のホラーオカルト小説短編集です。

【Kill Love】
 俺には守るべき人がいる。
 何に代えても、何を犠牲にしても守らなければならない人がいる。
 俺が彼を守り続けるその理由は―…?

【共に行く者】
 オレ、南條(なんじょう)和城(かずしろ)は仲の良い同級生たちと、グループとして一緒にいた。
 特に仲が良かったのは、幼馴染の角汰(かくた)孝一(こういち)。
 温厚で控え目だが、本当は頑固で真っ直ぐなヤツだ。
 しかし最近、1人の女の子がグループに入ってきたことにより、グループ内の雰囲気がおかしくなった。
 これはどうするべきか…。

【キミがいる】
 ボクは学校でイジメを受けていた。
 何が原因でイジメられていたかなんて分からない。
 けれどずっと続いているイジメ。
 だけどボクには親友の彼がいた。
 明るく、優しい彼がいたからこそ、ボクは学校へ行けた。
 彼のことを心から信じていたけれど…。

【もう1人のボク】
 僕はただ穏やかに暮らしたかった、生きたかっただけなのに…!
 もう1人のボクが、全てをムチャクチャにする。

★BL小説です。

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テーマ : 自作BL小説
ジャンル : 小説・文学

マカシリーズ・【携帯彼氏の災難!?】19

 そしてハズミとマミヤは選んだ。
 私達と共にあることを。
「でもさ」
 ふと羽澄が声を潜め、近寄ってきた。
「真宮とルカ、何か良いカンジじゃない?」
 二人は再会を心から喜んでいた。
 …ルカめ。一週間前、ケータイを預けた時は平然を装っていたな?
「やっぱ恋って良~よね。オレもまた、恋をしよっかな」
 …よみがえる条件の一つとして、生前の者には会わないというものがある。
 それはつまり、ハズミは義兄を………いや、羽澄はもう死んだんだ。
 もう二度と、現れてはいけない。
 それを分かっているから、ハズミもこう言っているのだ。
「厄介な相手はよしてくれよ」
「大丈夫。オレ、人を見る眼はあるから」
 自信満々にハズミは言った。
「ほお。てっきりシヅキを選ぶかと思ったが?」
「シヅキはそういう対象にはならないよ。まっ、ちょっとは心動いたケド」
 …コイツ、割と浮気性なんじゃないか?
 ジト目で睨むと、ハズミは苦笑した。
「でも今度のオレの本命には、ちゃんと気持ちを伝えるよ」
「傷付いてもか?」
「もちろん! その勇気、キミが教えてくれたからね」
 ハズミは満面の笑顔で、私に抱きついてきた。
「なぁっ!?」
「大好きだよ! マカ!」

【終わり】

テーマ : 怪談/ホラー
ジャンル : 小説・文学

マカシリーズ・【携帯彼氏の災難!?】18

 今日はそれだけで、店を出た。
「マミヤとの生活はどうだった?」
「まるで男版のマカと暮らしていたカンジよ」
「ラブゲージは大丈夫だったか?」
「ええ。マミヤもわたしも、互いに良い親友関係が築けたわ」
「なら良かった」
 ルカにマミヤを預けた後、あえて互いに連絡を取り合わなかった。
 ケータイの内容は彼等に知られてしまうし、それに何となく…互いのことは知らないほうが良いように思えた。
「マカの方はどうだった? ハズミ、マカのキライなタイプだったから、ちょっと心配してたのよ」
「…ああ、そうだったな」
 いつの間にか、忘れていた。
「まっ、良い暇潰しになったさ」
 そう言って見上げた空は、とても澄んでいた。
 …今この時も、望まぬ死を迎えている者はいるのだろう。
 そしてその後もどうなるかは…本人次第だ。
 普通ではない私達だが、その私達でさえ人間は恐ろしいと思ってしまう。
 生きていても厄介。
 死んでも厄介。
 …だけど長く一緒にいたいと思える存在。
 憎くも、愛おしく思える存在。
 それが―人間だ。

 一週間後。
 ソウマから連絡があり、ルカと駅前で待ち合わせをして、店へ向かった。
 ドアを開けると…。
「あっ、いらっしゃい! マカ!」
「いらっしゃい、ルカ」
「お待ちしてましたよ、お二人とも」
 店内には…羽澄と真宮、そしてソウマの3人がいた。
「まっ真宮ぁ!」
 ルカは感極まり、真宮に抱きついた。
 私は肩を竦め、青のエプロンをしている羽澄の元へ行った。
「―お帰り、というべきか?」
「うん。ただいま、マカ」
 そう言ってハイタッチ。
「上手くいったようだな」
 ソウマに声をかけると、頭を下げてきた。
「次期当主のご命令ですしね」
「セツカはどうした?」
「疲れて眠っていますよ。一週間、ほぼ徹夜でしたから。ああ、あとキシくんもですね」
「そうか」
 今回、二人には本当に世話になった。
「でもまだ、信じられないんだよね。…オレ、ちゃんとよみがえったのかな?」
 羽澄が手を握ったり、開いたりした。
 なので私はぎゅっと羽澄の頬を抓った。
「ひだっ!」
「どうだ? 実感できるだろ?」
「できるできるっ!」
 涙目になったので、離してやる。
「う~。マカってケータイにいる時から、変わらぬ接し方だよね」
「それが私だ。…良い悪友だろ?」
 そう言ってやると、羽澄は軽く笑った。
「うん! オレの悪友だよ、マカは」

 …もう一つの選択。
 それは我が血族の一部となること。
 まあいろいろなところは秘密なのでカットするが、ようは我が血族に仕えることを条件に、この世に肉体を再び持つことを許すという内容だ。
 普通の人間として、最期を迎えるか。
 人成らざる者として、よみがえるか。

テーマ : 怪談/ホラー
ジャンル : 小説・文学

マカシリーズ・【携帯彼氏の災難!?】17

『…キライにはなれなかった。苦手だったけど、優しかったから。義母も…本当はオレに優しくしたいと思っていたみたい。だけど、親父を愛していたから…』
 自分から一時でも愛した男を奪った女の子供を、素直に愛することは難しいだろう。
『それに義母は…兄さんを産んだ人。キライにはなれなかったよ』
 私は今まで何かを強く愛したことはない。
 けれど…ハズミの痛いほどの心が今、伝わってくる。
『兄さんはオレが親父の家に引き取られた時、唯一優しくしてくれた人だった。他の兄弟は嫌がっていて、兄さんは長男だったから、責任感もあったと思う』
「…ああ」
『そのままずっと十五年も一緒にいて…。気付いていたら、好きになってた。でも兄さんはオレを義弟としか見ていない。そのことが残念でもあり、嬉しくもあったんだ』
「うん」
『だけど婚約したって聞いて…。今まで抑えていた感情が爆発した。気付いていたら睡眠薬をいっぱい飲んでた。朦朧とした意識の中で、ケータイに最後にオレの気持ちを残したんだ』
 誰に宛てるでもない愛の遺言。
 さぞかし周囲を悩ませただろう。
『でもケータイの存在だけが、死んだ後も感じていた。そして気付いたら…』
「【携帯彼氏】になっていたのか。…さぞかしゾッとしただろ?」
『そんなことはないよ。女の子と遊ぶの、昔っから好きだったし』
「何じゃそら」
『ふふっ』
 笑顔を取り戻しつつあるハズミだが、そのラブゲージは40。
「…だがハズミ。お前は彼女達には優しくなかったようだな」
 ハズミの笑顔が強張った。
「どんなに自分を誤魔化そうと、お前の女性への嫌悪感は拭えなかったみたいだな。現にお前の持ち主となった彼女達は全員、ラブゲージゼロで死んだ。それはつまり、お前が彼女達に不満を抱いていた証拠だ」
 ハズミの顔色が見る見る真っ青になっていく。
「現に私もお前を構うようになってから、ラブゲージには注意してたんだ。だがお前はどんなに機嫌を取っても、50以上は決して上がらなかった」
『まッマカがキライなワケじゃないよ!』
「分かってる。お前が嫌いなのは、女性という存在そのものだ」
『っ!』
「なのにお前は自分を誤魔化し、彼女達どころか私をも欺いた。…その罪、逃げられないことは分かるか?」
『…分かってるよ。オレはウソをつき過ぎた』
 ハズミは観念したように、ため息をついた。
『オレを、消す?』
 真っ直ぐに見てくるハズミの眼は、今までに見たことがないぐらい澄んでいた。
「…いや、それなんだがな」
『うん』
「お前に選択を与えようと思う」
『選択?』
「ああ。ルカに預けたマミヤにも、同じ選択をさせる。まあどっちを選ぶかは、お前達次第だが」
『…選択の内容は?』
「一つはこのまま消滅。私の力を使わずとも、お前らを成仏させる方法を、セツカが見つけた。痛みも苦しみもなく、解き放たれる」
『うん…』
「そしてもう一つは…」

災難の結果
 ―翌日。
 私はソウマの店に来ていた。
 先に来ていたルカが手を上げる。
「やっほ。マカ」
「ルカ、マミヤはどうだ?」
 ルカは黙って首を縦に振った。
「そうか。こちらもすでに選択させた。後は…」
 視線をずらすと、セツカとソウマがいた。
「コイツ等に任せよう」
「うん。…お願いね」
 私とルカは、ソウマにケータイを渡した。
「確かに」
「期待して待っててよ」

テーマ : 怪談/ホラー
ジャンル : 小説・文学

マカシリーズ・【携帯彼氏の災難!?】16

「一年経った今でも…。いえ、彼の生い立ちを考えれば、少しは思い当たるのですけど…」
 …ハズミの生い立ち。
 彼は愛人の子供だった。
 社会的地位のある男性が、水商売の女性との間に作った子供がハズミ。
 しかし女性は病気により、ハズミが5歳の時に死亡。
 ハズミは父の家に引き取られたが、本妻との仲は悪く、また本妻の子供達とも仲が良くなったと言う。
 ―澄夜以外とは。
 しかし彼は暗い家庭の事情を感じさせないほど明るく振る舞い、大学生活も充実して過ごしていた。
 …はずだった。
 だがハズミは自殺した。
 ある日の朝、ベッドで冷たくなっているのを、澄夜が発見したらしい。
「ホントに、何でっ…!」
 澄夜は言葉に詰まり、泣き出してしまった。
 未だにハズミの死が、彼を縛り付けてしまう。
「…携帯電話に、遺言めいた文章があったんです」
 しかし澄夜は思い出したように言った。
「『ずっと好きだった。愛してる』と…。義弟はきっと誰かに恋をしてたんです。でもムリだと悲観して…」
 …それは、私が見た夢だ。
 いや、現実にあったことだったんだろう。
「あなたは知りませんか? 羽澄が誰を愛していたか!」
 彼の必死の眼が、怖かった。
 けれど…言うつもりは無かった。
「ごめんなさい。羽澄さんとは遊んだりするだけの仲だったので、彼の悩みとかは聞いたことがありません」
 そう言って首を横に振った。
「そう…でしたか。すみません、取り乱してしまって」
「いえ…。ところで澄夜さん、あなたは誰か交際なさっている方はいらっしゃるんですか?」
「わたしですか? …いえ、羽澄が死んでからは」
 澄夜は少し遠い目をして、墓を見つめた。
「羽澄が死ぬ前には、婚約していました。けれど彼の存在がどのぐらい大きかったか自覚してしまって…。解消してしまいましたよ」
「…そうですか」
 そこで会話を終わらせようと思った。
 私は澄夜に挨拶をし、その場を離れた。
 だがすぐには帰らなかった。

 浜辺を歩く。
 ケータイを取り出し、ハズミを見た。
「…満足か? お前が願ったことだろう?」
 ケータイの中のハズミは、泣き崩れていた。
『ちがっ…! こんなこと、望んだワケじゃっ』
「しかし狙いはあったんだろう? 己が死を以て、義兄の心を捕らえたかったんだろう?」
『うっ…!』
 …何となく、気付いていた。
 私は海を見た。太陽がオレンジ色に輝いている。
 けれど太陽は沈み、夜が訪れる。
 …同じように、いつまでも明るいままではいられなかったんだ。
 ハズミは。
「お前が愛していたのは、義兄の澄夜だったんだろう?」
『ふぅっ…』
「だが義兄はお前の気持ちに気付かず、女と婚約してしまった。お前に残された道は二つ。一つは良き義弟として死ぬまで振る舞い続けるか、もう一つは…」
 自らの死を以て、澄夜の心を自分のモノにするか。
 そしてハズミは後者を選んでしまった。
「…このサイトに自らを縛り付けたのは何故だ? お前、女はキライじゃないのか?」
『女は…苦手だったよ』
 ハズミは低い声で言った。
『母さんが苦手だった。派手に着飾った女が苦手だった。…そして義母が苦手だったよ』
「キライ、ではなかったのか?」

テーマ : 怪談/ホラー
ジャンル : 小説・文学

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